鋳物工とは鋳物品を製造する技術者の事を言います。さまざまな金属や添加物を配合して過熱し、溶かした溶剤を、金属や木で作られた鋳型に流しいれ、冷やし固めます。完全に冷やし固まったら、型から外して、仕上げ作業を行います。これらの鋳物品は、金属機器の部品、車のエンジン部品、鐘、マンホールのフタなど、あらゆる種類に及びます。鋳物品製造メーカーなどで、さまざまな工程を流れ作業で行ったり、個人経営の工場で職人が一人で全ての工程を行ったりと、業務形態はそれぞれです。鋳物工になるために特に必要な資格というものはありません。鋳物製造メーカーに就職をしたり、ベテランの鋳物工職人のもとに弟子入りをしたりする道があります。最初は現場でアシスタントとしての作業を行いながら、鋳物工のノウハウを学んで行くのが一般的です。鋳物工としての経験を積んで行けば、金属溶解関連や鋳造の資格試験に挑戦する事も出来ます。必須ではありませんが、これらの資格を取得する事で、実力をアピール出来ますし、将来独立する上でも有利です。
鋳物工の年収、月収について
月収16万前後~
鋳物工の仕事に就くには
鋳物品製造メーカーに就職するか、鋳物工職人のもとに弟子入りをして、見習いとして現場で働きながら、鋳物工になるために必要な技術や知識を身に付けて行くのが一般的だ。工業系の学校卒業者は優遇される場合もある。
鋳物工の資格や知っておいた方が良い知識など
特に必要な資格はないが、鋳物工としての実務経験を積んでいけば、鋳造関連や金属溶解関連の資格試験に挑戦出来る。