造船技術者とは、漁船や客船、貨物船などの船の設計を行い、その船を製造する工程を監督、管理する専門家の事を言います。具体的にはクライアントとの綿密な打ち合わせを重ねて、設計を行います。船の設備や船体の構造などをそれぞれパート毎の技術者によって設計し、総合的な製図を行うのです。こうして微細な所まで正確に作成された設計図をもとにして、現場で造船作業が行われていきます。現場作業員の指導や、製造工程の管理、製造部分の点検なども造船技術者の大切な仕事です。造船技術者となるのに、特に必要な資格と言うものはありませんが、造船業界で働くほとんどの人は、大学や専門学校、工業科の高校などで、船舶工学や電気、機械工学などを学び、造船会社に就職し、現場での実務経験を重ねています。こうして実務経験を積みながら、さらなるスキルアップとして、造船技術関連に必要な資格、ガス溶接技能者などの資格に挑戦するのも良いでしょう。工学、機械、電気などの分野が好きである事、多数のスタッフと協調性を持って作業が行える事、細かな部分を見逃さない注意力のある人に適正があります。
造船技術者の年収、月収について
月収18万前後~
造船技術者の仕事に就くには
工業系、電気工学系、機械工学系の高校、専門学校、大学などで専門知識を身に付けた上で、造船会社に就職をするのが一般的。現場での経験を積み実績をあげていけば、作業員の管理や監督を行う事が可能。
造船技術者の資格や知っておいた方が良い知識など
造船に関するあらゆる専門知識を有している事が大切。必須ではないが、ガス溶接技能者、クレーン・デリック運転士などの資格所有者はアピール出来る。