墨だし工とは、建築工事現場にて、その工程の上で必要な基準をしめす線引きをする人の事を言います。水平であるかどうか、垂直であるかどうかをキチンと測量した上で、現場の床や壁などに墨つぼと呼ばれる専用の機械を用いて目印となる線を引いて行きます。この作業を墨だしと言います。この墨だしがされていないと、施工現場での作業は進みません。墨だし工になるために特に必要な資格というものはありません。多くは直接現場でベテランの墨だし工のもとで見習いとしてスタートして行きます。ほとんどの作業はペアを組んで行われますので、実作業の経験を積みながら、専門知識や必要な技術を習得出来るでしょう。数字や関数などを扱う仕事になるので、数字に強い人が求められます。測量を行う機械も年々進化しているので、これらの機器の取扱いにも順次対応出来る人に適正があります。測量士などの資格も持っているとアピール出来ますが、やはりさまざまな現場で実際に墨だしの経験を積んでいる事が大切です。責任感のあるプロ意識の高い人に適正があります。
墨だし工の年収、月収について
月収18万前後~
墨だし工の仕事に就くには
建設会社、建築会社、建築設計会社、工務店などさまざまな建築関連の企業に求人がある。ベテランの墨だし工のもと、見習いとして現場で専門技能や知識を身に付けて行こう。
墨だし工の資格や知っておいた方が良い知識など
特に必要な資格というものはない。とにかくさまざまな現場で実際の墨だしの経験を積んで行くのが大切だ。数字を扱う仕事なので、理数系が得意な人に向いている。測量士の資格など墨だしに関連する資格取得も良いだろう。