揚貨装置運転士とは、大型船に配置された専用クレーンを操作する技術者の事を言います。具体的にその船舶に設置された荷重5トン以上のクレーンの事を揚貨装置と言います。この揚貨装置を操作するためには、国家資格である揚貨装置運転士試験に合格して、免許を取得する事が必須です。揚貨装置運転士の国家試験は、年齢や性別、実務経験などは不問ですので、試験対策をしっかりしておけば、誰でも挑戦する事が出来ます。試験内容は揚貨装置に関する構造や力学、運転操作のための専門知識や電気関係の知識、関係法令などが問われる学科試験と、揚貨装置の運転や、運転操作の際に必要となる合図に関する実地試験となっています。クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士免許取得者など、クレーン関連の資格取得者は、一部試験が免除されるなど優遇されます。揚貨装置運転士の免許取得後は、港湾荷役関連のさまざまな分野で活躍する事が出来ます。フォークリフト運転の資格なども所有していると、さらに仕事の幅は広がります。
揚貨装置運転士の年収、月収について
月収20万前後~
揚貨装置運転士の仕事に就くには
船舶、港湾関連で揚貨装置運転士として活躍するのであれば、国家資格である揚貨装置運転士資格取得が必要。実務経験を積んでから、資格取得するという方法でも良い。港湾関係専門のクレーン運転操作となるので、需要はやや低め。揚貨装置運転士以外の資格も所有しておくのがおすすめだ。
揚貨装置運転士の資格や知っておいた方が良い知識など
揚貨装置運転士の国家試験に合格して、免許を取得しよう。クレーン・デリック運転士など、クレーン関連の資格取得者は試験が一部免除される。