通関士とは、輸出・輸入に関する通関手続きを専門に取り扱う専門職の事を言います。通関とは、貨物の輸出入の際に、税関に貨物の申請をして、関税や消費税を納め、輸出入許可を得るまでの手続きの事を言います。通関士は、これらの通関手続き、必要書類の作成、税関から許可がおりなかった場合の不服申し立ての代行、陳述の代行、また貿易コンサルタントとして、コンサルティング業務も行います。輸出入に関する書類はほとんど英文で、しかも専門用語も多いため、中上級以上の英語力、英語による貿易専門用語の習得は必須です。通関士の国家資格取得後は、通関業者か貿易関連の企業に就職する道があります。通関士の資格取得後であっても、実際に通関業者や貿易関係の企業において、通関業務に就いていなければ、通関士を名乗る事は出来ないため、実務経験を積む事が必須となります。その上で勤務先から税関長へ申請をして、長からの通関士の確認を受けた後、晴れて通関士となれるのです。ミスの許されない書類作成やチェックなどをするため、正確に仕事が出来る能力がとても必要です。
通関士の年収、月収について
年収400万前後~
通関士の仕事に就くには
まずは国家資格である通関士の試験に合格をして、希望する業種に就職し、実際に通関業務に関わる事が必須。実務経験を積み、税関長からの確認を受けてはじめて通関士と名乗れるようになる。
通関士の資格や知っておいた方が良い知識など
国家資格である通関士の資格取得が必須。英語力、専門知識が必要となるので、専門スクールや通信教育講座などを利用して勉強しよう。