SAIRLinuxandGNUとは、米国を中心として世界各国で実施されているベンダーニュートラルのLinux認定試験のことを言います。試験範囲は実に広範囲であり、専門分野に応じていくつかの科目が設定されています。Linux認定管理者の能力が求められるレベル1、Linux認定エンジニアの能力が求められるレベル2、そしてLinuxマスター認定エンジニアの能力が求められるレベル3という3つのレベル設定があり、レベル1から3にかけて難易度が上がっていくという仕組みになっています。この各レベルごとに複数の試験科目が設定されています。日本にSAIRLinuxandGNUが上陸してから、まだ日が浅いが、Linuxエンジニアにとって必要なスキルを世界基準で証明出来る認定資格として、今後ますます知名度が高まって行く、注目度の高い認定資格です。
SAIRLinuxandGNUの受験資格
制限は特になし
SAIRLinuxandGNUの試験内容 試験科目
■レベル1:LCA(Linux認定管理者)■
【101:インストールと設定】
LinuxやGNUソフトウェアの基本概念、GPLライセンス、PCのハードウェア、インストール手順と基本的な設定、システムの起動と終了、シェルの基本操作、基本的なコマンド、X Window System、ネットワークアプリケーション他
【102:システム管理】
ファイルシステム、FHS、バックアップ、RAID、ジョブスケジューリング、クラスタリング基礎、ユーザー管理、起動とシャットダウン、カーネルの再構築、システムの監視、ディスク管理、プロセス管理、パッケージ管理、プリンタ設定、ベンチマーク他
【103:ネットワーク】
LAN/WAN概論、TCP/IP基礎、ネットワークデバイス、ファイアウォール、ソケット、トンネリング、ネットワークコマンド、DNS、NIS、FTP、samba、Sendmail、POP3/IMAP、Apache、LDAP、NFS、ネットワークツール、ネットワークのトラブルシューティング他
【104:セキュリティとプライバシー】
セキュリティ概論、ファイルアクセス制御、sudo、PAM、TCP Wrapper、VPN、暗号化、ログファイルの監視、Kerberos、Tripwire、監査ツール、サーバソフトウェアのセキュリティ、侵入検知システム他
※101、102のいずれかに合格するとLCPという資格が得られる。4種類の全てに互角するとLCAの資格が取得出来る。
※レベル2、レベル3に関しては実施団体に問い合わせのこと
申込み期間
随時 ※実施団体に問い合わせのこと
試験日
随時 ※実施団体に問い合わせのこと
受験地
全国各地のプロメトリック認定試験会場
受験料
各16,200円
合格発表日
試験終了後即
合格率
不明
問い合わせ先
プロメトリック株式会社
フリーダイヤル:0120-387-737
HP:http://www.prometric-jp.com/