システム監査技術者とは、経営者の視点から情報処理システムを幅広い視点において調査し、システムが経営にいかに貢献しているかを判断するシステム監査人としての必要な能力を評価するための国家資格のことです。具体的には、ビジネス要件や経営方針に合致した監査計画の立案、情報システムの企画・開発・運用において、効率的な監査技法の適用、業務プロセスの現状を把握し、問題点を分析・評価出来る判断力、監査結果を論理的にまとめ、改善勧告が行えるかどうか、監査の実施にともなう、必要な情報技術の理解、外部環境を考慮しつつ、組織の将来像を描ける能力などが問われます。情報システムの経営に関わるあらゆる影響を多角的に判断するには、情報システムおよび、経営戦略、機密保全などに関するあらゆる専門知識が必要です。難易度は非常に高く、試験範囲も広範囲であるため、計画的な試験対策が必要となります。
システム監査技術者の受験資格
制限は特になし
システム監査技術者の試験内容 試験科目
経営一般,情報戦略,情報システム,組込みシステム,通信ネットワーク,ファイルシステムやデータベース,ソフトウェアライフサイクルモデル,プロジェクトマネジメント,IT サービスマネジメント,リスク管理,品質管理,情報セキュリティ関連技術,情報セキュリティポリシ,事業継続管理、IT ガバナンス,IT 統制,情報システムや組込みシステムの企画・開発・運用・保守の監査,業務継続管理の監査,システム開発プロジェクトの監査,情報セキュリティ監査,個人情報保護監査,他の監査(会計監査,業務監査)との連携・調整 他
※午前Ⅰ、Ⅱの四肢択一、午後Ⅰの記述式試験、午後Ⅱの論文作成で試験は構成されている。
申込み期間
1月中旬から約1ヶ月間、7月中旬から約1ヶ月
試験日
4月、10月
受験地
全国各地の認定試験会場
受験料
5,100円
合格発表日
試験日から約2ヵ月後
合格率
7%前後
問い合わせ先
(独)情報処理推進機構
〒113-8663
東京都 文京区 本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階
TEL:03-5978-7600
HP:http://www.jitec.jp/ http://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/h13/an.html