ディジタル技術検定とは、情報処理から制御にいたるまでの幅広いコンピュータのディジタル技術を評価するための検定試験のことを言います。ディジタル技術検定は1級から5級までの5レベルで構成されており、それぞれのレベルに従った広範囲な試験内容でディジタル技術力が問われます。しかし、2級からはより専門的な分野に対応出来るように、「情報部門」と「制御部門」に分かれて試験が行われる形になっています。5級レベル相当は、中学高校の現役学生程度の能力が問われ、1級ではコンピュータ関連の高度な技術力を持ち、第一線で活躍する技術者レベルが問われる、広い範囲の人を対象とした資格です。
ディジタル技術検定の受験資格
制限は特になし
ディジタル技術検定の試験内容 試験科目
■1級情報部門■
情報処理システムに必要な情報処理理論及び情報通信理論、計算機及び計算機関連機器の構造、マンマシンインターフェースに関する知識とプログラミング、各種システムプログラム及び応用パッケージ、ソフトウェア生産管理及びシステム構成の方法論、ネットワークの設計及び選定、情報処理システムの導入及び運用 他
■1級制御部門■
回路理論及びアナログ電子回路、論理設計理論及び自動制御理論を理解、通信システム、計測及び制御機器、計算機及び計算機関連の機器、ハードウェア対応のプログラミング、制御システムの設計及び運用、計算機応用機器の概要 他
■2級情報部門■
情報処理理論及び情報通信理論の知識、ファイル設計及びデータ構造、計算機本体装置、計算機周辺機器、計測及び制御に関するソフトウェア、数値解析手法の原理、高級言語によるプログラミングの設計、試験及び運用、システム構成 他
■2級制御部門■
電子素子及び電子回路、アナログ・ディジタル変換、論理設計と論理回路、自動制御理論と計測及び制御機器、計算機本体、補助記憶装置及び入出力装置、システムをはたらかせるソフトウェア、ディジタル応用機器 他
※3級以下試験内容は、実施団体HP参照のこと
申込み期間
■1級:9月下旬から10月中旬
■2級~5級:4月下旬から5月中旬、9月下旬から10月中旬
試験日
■1級:11月
■2級~5級:6月、11月
受験地
北海道、宮城、山形、福島、東京、山梨、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、広島、徳島、香川、愛媛、福岡、長崎、鹿児島
受験料
■1級:情報・制御各6,500円 ※同時受験は13,000円
■2級:情報・制御各5,000円
■3級:4,000円
■4級:3,000円
■5級:2,000円
合格発表日
試験日より約40日後
合格率
■1級情報:17%前後、制御:9%前後
■2級情報:63%前後、制御:45%前後
■3級:52%前後
■4級:82%前後
■5級:86%前後
問い合わせ先
財)実務技能検定協会ディジタル技術検定部
TEL:03-3361-1541
HP:http://www.digital.kentei.or.jp/index.html