色彩検定(R)とは、文部科学省後援の色彩に関する知識や技術を評価するための検定試験のことです。色彩に関する資格は、現在日本ではカラーコーディネーター資格などを始めとして多種ありますが、いずれも民間資格であり国が認めるライセンスではありません。しかし、この色彩検定(R)は文部科学省後援であることもあり、社会的な認知度がとても高く、学生層を中心に受験者が年々増大しています。色彩に関する知識や実践的な技術を身に付けている人は、カラーコーディネーター、カラーアドバイザー、カラーリストなどとして多種業界で活躍することが出来ます。また、ファッションやインテリア、アパレル、フラワー、ウェディング業界などですでに活躍している人の場合は、色彩技能を身につけることで、よりスキルアップにつながり、仕事に実践的に活かせることでしょう。色彩検定(R)は上位より1級、2級、3級と3段階のレベルで構成されています。
色彩検定(R)の受験資格
制限は特になし
色彩検定(R)の試験内容 試験科目
■1級■…一次:マークシート(一部記述式)、二次:記述式(一部実技)
ヨーロッパの色彩文化
日本の色彩文化
色彩調和論
色の知覚
色覚特性と視覚変化
色覚説
心理的な見えによる色の分類
照明
混色
CIE XYZ 表色系
均等色空間とL*a*b*色空間
オストワルト表色系
NCS
色名 他
■2級■
身の回りの色の見え方
光の性質と色
視覚系の構造と色
照明
マンセル表色系
色名
色彩調和
自然の秩序からの色彩調和
自然から学ぶ配色
配色技法
イエローベース/ブルーベース
配色演習の解答例と解説 他
■3級■
色のはたらき
配色の基本的な考え方
色相から配色を考える
トーンから配色を考える
配色の基本的な技法
配色演習の解答例と解説
色彩と構成
色の分類と三属性
PCCS
言葉による色表示 他
申込み期間
詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
■2級、3級:6月、11月
■1級(一次):11月、(二次):12月
受験地
全国各地の400以上の試験会場
受験料
■1級:15,000円
■2級:10,000円
■3級:7,000円
合格発表日
試験日より約1ヶ月後
合格率
■1級:32%
■2級:54%
■3級:72%
問い合わせ先
文部科学省後援A・F・T色彩検定(R)
HP:http://www.aft.or.jp/index.htm