理容師とは、一般的には床屋さんとして知られており、主に男性客を対象としています。男性の髭剃りや、女性の顔の産毛剃りなど、カミソリなどの刃物を扱うことが、美容師との大きな違いと言えるでしょう。理容師になるためには、国家資格取得が必要となります。厚生労働大臣が指定する理容師養成の専門学校や養成施設に入学し、指定のカリキュラムを習得、卒業した者がこの理容師国家試験を受験することが出来るのです。厚生労働大臣指定の理容師養成施設の全カリキュラムを習得するには、通学制で2年間、通信制で3年間の日数がかかります。理容師国家試験では、衛生学から経営学にいたるまでの、広範囲の専門知識や、理容師として必要なヘアカットをはじめとする技術が問われます。また、理容師国家資格を取得後に、3年以上の実務経験を積めば、理容室の整備や衛生管理を行う「管理理容師」の受検資格を得ることが出来ます。いずれにしても、国家資格として、国から認められるライセンスとして、社会的認知度が高い資格と言えるでしょう。
理容師の受験資格
厚生労働大臣指定の養成機関のカリキュラムを修了した卒業者。
理容師の試験内容 試験科目
関係法規、制度、公衆衛生、環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造および機能、皮膚科学、理容の物理、化学、理容理論 他
【実技試験】
カッティング、ミディアム分散スタイル、シェービング(ネック、およびフェイス)、整髪
申込み期間
詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
年二回
受験地
全国各地の受験会場および指定の学校
受験料
■30,100円
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
■70%前後
問い合わせ先
(財)理容師美容師試験研修センター
〒135-8507
東京都江東区有明3-1-25 有明フロンティアビルB棟9F
TEL:03-5579-0911
HP:http://www.sb.rbc.or.jp/index.html