パターンメーキング技術検定試験とは、パターンメーキングの専門知識や専門技能を評価するための検定試験のことです。パターンメーキングは、パターンメーカーとして、アパレル、ファッション業界での活躍をする上では必須の技術です。ファッションデザイナーにおいてもこのパターンの技術習得はかかせません。パターンメーキング技術検定試験は上位より1級、2級、3級の3段階のレベルで構成されています。パターンメーカーの入門編とも言えるレベルが求められる3級、高度なパターンメーキング技術と知識が問われる2級、アパレル企業のパターンメーキング部門などで、量産を前提とした実務経験を5~6年積んだスペシャリストとしてのレベルが求められる1級があります。
パターンメーキング技術検定試験の受験資格
制限は特になし
パターンメーキング技術検定試験の試験内容 試験科目
■1級■※実技試験のみ
課題のデザインと素材などの条件に合わせて自由な方法でパターンメーキングし、シーチングと工業用パターン、縫製仕様書を作成して提出します。原型は当日試験会場で配布
■2級■
【筆記試験】
アパレル企業におけるパターンメーキング、グレーディング、マーキングさらにアパレルCADや縫製仕様書などの書類関係、素材とパターン、サンプルチェックまでのパターンメーカーとして必要な知識 他
【実技試験】
フラットパターンメーキングまたはドレーピングのいずれかの方法を選択し、出題テーマに基づくパターンを完成させる。ジャケットが主に出題される。
■3級■
【筆記試験】
ファッション業界、特にアパレル企業に関する知識やパターンメーキングの用語、基本寸法などのファッション業界で活躍するための基礎的な知識
【実技試験】
フラットパターンメーキングまたはドレーピングのいずれかの方法を選択し、出題テーマに基づくパターンを完成させる。ブラウスが主に出題される。
申込み期間
■2級、3級:4月上旬~下旬
■1級:東京会場…5月中旬~7月中旬、大阪会場…7月中旬~9月中旬
試験日
■2級、3級筆記試験…6月
■2級、3級実技試験…9月(級により日程は別々)
■1級:東京会場…8月、大阪会場…10月
受験地
都道府県支部、または参画の教育機関にて
※2級実技実施都市…札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
※1級…東京、大阪
受験料
■2級、3級筆記試験:5,000円
■2級、3級実技試験:7,000円
■1級:15,000円
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
■3級平均:62%前後
問い合わせ先
財団法人日本ファッション教育振興協会 協会本部
〒160-0004
東京都新宿区四谷2-14 四谷小林ビル7階
TEL:03-3354-5021 FAX:03-3354-6150
HP:http://www.fashion-edu.jp/pt/pt.html