介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護職のエキスパートとも言える専門職のことを言います。介護支援専門員(ケアマネージャー)になるためには、国家試験に合格をする必要があります。ケアマネージャーの国家試験を受験するためには、保険・医療・福祉の法定資格取得者であること、実務経験が5年以上あることなど細かく設定されているので、まずはこの受検資格をクリアすることが前提となります。介護支援専門員(ケアマネージャー)は介護保険制度の中心的な役割を担う大切な要となる仕事です。介護保険に関する専門家として、要介護者への要介護認定やケアプラン作成を行うことが主な仕事となります。介護者がより適切な介護を受けるために、適切な介護支援計画を行うためには十分な調査や評価を行うことが必要となります。これからの高齢化社会に向けて、今介護における唯一の国家資格として、介護支援専門員(ケアマネージャー)に注目が集まっているのです。
介護支援専門員(ケアマネージャー)の受験資格
■保険・医療・福祉の21種の法定資格取得者…医師、歯科医師、薬剤師、保険師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、技師装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、精神保健福祉士
■実務経験が5年以上で当該業務に従事した日数が900日以上
介護支援専門員(ケアマネージャー)の試験内容 試験科目
(財)長寿社会開発センター刊「介護支援専門員基本テキスト」より出題。
■介護支援分野
基本視点 、介護保険制度 、要介護・要支援認定特論、 介護支援サービス機能・要介護認定方法論
■保険医療・福祉サービス分野
高齢者の身体的・精神的特長と高齢期の疾病・障害 、訪問介護方法論 、通所介護方法論 、短期入所生活介護方法論 、福祉用具、住宅改修方法論 、指定介護老人福祉施設サービス方法論 、公的サービス、社会資源導入方法論
■福祉サービスの知識 他
申込み期間
※詳細は各都道府県に問い合わせのこと
試験日
10月 ※詳細は各都道府県に問い合わせのこと
受験地
全国各地で実施
受験料
■6,000円~10,000円
合格発表日
試験日より約1ヶ月後
合格率
■30%前後
問い合わせ先
各都道府県介護支援課、高齢福祉課