獣医師の仕事内容は実に多様です。一般的に獣医師というと、動物やペットを対象とした医療行為を行う医者というイメージがほとんどでしょう。しかし、それだけでなく動物輸入品の検疫や、人と動物の健康を守るための薬の研究開発、また食の安全を守ることなども獣医師の仕事に含まれます。獣医師になるためには、獣医学科のある大学で獣医師学の基礎となる学科、また応用分野などを習得することが必要になります。大学卒業後に農林水産症が実施する獣医師国家試験に合格し、獣医師免許を取得することが必須なのです。動物好きであることはもちろん必要ですが、物が言えない動物たちの異常を観察して、改善させていくためには、長い修練と経験が必要になると言えるでしょう。ますますペットブームは加速的に進んで行く現代において、獣医師の需要は年々高まっているのです。
獣医師の受験資格
①大学(短期大学を除く)において、獣医学の正規の課程(獣医学科・6年制)を修めて卒業した者
②外国の獣医学校卒業者又は、獣医師免許取得者で①.と同等以上の学力・技能の習得者。
③外国の獣医学校卒業者又は、獣医師免許取得で、獣医師予備試験合格者者。
獣医師の試験内容 試験科目
※学説及び実地試験が二日間にわたり行われる
家畜解剖学,家畜生理学,家畜生理化学,家畜薬理学,家畜病理学,家畜微生物学,家畜寄生虫(病)学,家畜内科学,家畜外科学,家畜臨床繁殖学,獣医放射線学,家畜衛生学,家畜伝染病学,獣医公衆衛生学,毒性学,実験動物学,魚病学および倫理・法律
申込み期間
1月上旬~中旬まで
試験日
3月の二日間
受験地
北海道、東京、福岡
受験料
■13,900円
合格発表日
3月中旬に農林水産省庁舎内の掲示板に掲示、および農林水産省ホームページにて合格者受験番号を掲載、各大学への通知
合格率
■85%前後
問い合わせ先
農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課獣医事班
獣医事審議会事務局
〒100-8950
東京都千代田区霞が関1-2-1
TEL:03-3502-8111(代)内線4530