薬剤師とは医師の処方した処方箋のもと、調剤を行ったり、医薬品の供給やその他の薬事衛生をつかさどり、国民の健康な生活を確保するという専門家のことを言います。病気や怪我をしたときには、医療機関にいったり薬局で薬を買ったりしますが、こうした薬は製薬会社で作られています。そこから医療機関や薬局などを経由して私達の手元に届くのです。そのすべての課程に薬剤師は関与しています。薬剤師として活躍するためには薬学を基本とした専門知識を有していることが必要で、薬剤師国家試験に合格して薬剤師免許を取得することが必須となります。薬剤師国家試験を受験するためには、薬学部のある大学を卒業することが最低条件となっています。資格取得後は、病院などの医療機関や、薬局、製薬会社、卸業、行政など幅広い場所で活躍することが出来ます。
薬剤師の受験資格
①学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学(短期大学を除く。)において、薬学の正規の課程を修め卒業した者または受験年卒業見込みの者。
②外国の薬学校を卒業し、または外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が①に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者。
薬剤師の試験内容 試験科目
(1)基礎薬学
(2)医療薬学
(3)衛生薬学
(4)薬事関係法規及び薬事関係制度
※1日目に基礎薬学、衛生薬学と薬事法規・制度、2日目に医療薬学という構成で実施されるが、各分野の範囲内からの出題ではなく、複合的な問題が出題される場合もある。
申込み期間
詳細は厚生労働省に問い合わせのこと
試験日
3月の2日間
受験地
北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡
受験料
■6,800円
合格発表日
4月上旬に厚生労働省及び地方厚生局、地方厚生支局に掲示。合格者には合格証を郵送。
合格率
■74%前後
問い合わせ先
厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/23.html