きき酒師とは「日本酒」に関する専門知識を持った、日本酒アドバイザーとしてのスペシャリストであることを認定するための資格を取得した人のことをいいます。主に飲食店や酒販売店などにおいて、日本酒に関する香りや旨味、味わいなどをお客様に説明したり、お客様の好みに合わせて日本酒をお勧めしたり、料理にあわせた最高の組み合わせの日本酒をおすすめするなどが主な業務内容といえます。ワインの専門家をソムリエと呼びますが、きき酒師はまさに日本酒のソムリエとも言うべき日本酒の専門家と言えるでしょう。洋酒やワインに押されて低迷気味であった日本酒も、今、再注目されており、良質の素材で丁寧に作られた幻の銘酒のニーズも高まっているようです。今後ますますきき酒師の需要も増えていくと見られています。きき酒師の試験を受験するためには、きき酒師養成の講習を受講することが必須です。一日コース、通学コース、在宅コースなどさまざまなスタイルの講習が用意されています。
きき酒師の受験資格
きき酒師養成講習を受講し、必要な課程を修了した者。
きき酒師の試験内容 試験科目
※4部門に分かれて構成されている※
■一次試験…酒類全般における基礎知識(筆記)
・飲食のプロを目指す者達へ
・各商品の特性
・様々な健康効果
・アルコール飲料、飲料の基礎知識と効果的な分類方法
■二次試験…日本酒に関する専門知識と企画立案(筆記)
・日本酒の原料
・日本酒の醸造
・日本酒の歴史
・日本酒の表示方法
・日本酒のセールスプロモーション
■三次試験…日本酒の香りや味わいの表現方法及び提案(テイスティング)
■四次試験…日本酒の基礎知識とサービス方法(口頭試問)
・日本酒の基礎知識
・日本酒のサービス
・日本酒の品質鑑定
申込み期間
全国各地の講習会場によってスケジュールは異なる。詳細は実施団体に問い合わせのこと。
試験日
全国各地の講習会場によってスケジュールは異なる。詳細は実施団体に問い合わせのこと。
受験地
全国各地の試験会場
受験料
■55,000~60,000円※受講料、受験費用を含む。学割もあり。詳細は実施団体に問い合わせのこと。
合格発表日
全国各地の講習会場によってスケジュールは異なる。詳細は実施団体に問い合わせのこと。
合格率
実施団体に問い合わせのこと。
問い合わせ先
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会
HP:http://www.sakejapan.com/index.php