製菓衛生師とは、菓子やパンなどを製造する際、公衆衛生や資質の向上を目的とした安全性の高い食品作りを行うための専門知識や技術を備えた専門家のことを言います。製菓や製パン業は、必ずしもこの製菓衛生師資格が必要ではないですが、製菓・パン店を営む際に、製菓衛生師の資格取得があれば、社会的な信用につながるといえます。製菓衛生師は国家資格ですので、製菓衛生師国家試験を受験して合格をすることで、資格を取得することが出来ます。食に関する資格は多々ありますが、菓子やパンを営む業者は年々増加していることもあり、今後ますます製菓衛生師のニーズは高まると見られています。
製菓衛生師の受験資格
指定の生家衛生師養成施設で1年以上勉強し技能等を修得したもの、もしくは中学校、外国人学校中等部卒業者で2年以上の実務経験者。
製菓衛生師の試験内容 試験科目
■学科試験■
〇衛生法規…「一般衛生法規」「環境衛生法規」「労働衛生法規」「学校保健法規」「消費者保護関連法規」など
〇公衆衛生学…公衆衛生を実践するための技術や方法のことであり、疾病予防や伝染病などについて
〇栄養学 …体を構成する栄養素の働きを中心に、年齢や病中に応じた正しい食生活など
〇食品学 …健康の増進を図るために、どんなものを食べればいいか、各食材の働きについて
〇食品衛生学…飲食物が原因で起こる感染症や食中毒などを予防する知識
〇製菓理論…製菓の基礎知識、器具や機械の使い方、原材料の性質など
■実技試験■
〇基礎実習(和菓子、洋菓子、製パン実習ごとに1製品以上)
〇専門実習(4製品以上)
申込み期間
各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県製菓衛生師試験担当課に問い合わせのこと。
試験日
各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県製菓衛生師試験担当課に問い合わせのこと。
受験地
各都道府県の試験会場
受験料
各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県製菓衛生師試験担当課に問い合わせのこと。
合格発表日
各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県製菓衛生師試験担当課に問い合わせのこと。
合格率
■80%前後
問い合わせ先
各都道府県製菓衛生師試験担当課
※(東京都)HP:http://www.metro.tokyo.jp