年金アドバイザーとは、銀行業務検定協会実施の年金に関する専門知識や実践的な能力を評価するための検定試験のことを言います。年金や公的保険に関する顧客相談や内部研修、指導などを行うための実践的な専門知識を有しているかが問われます。年金アドバイザー資格は上位級より2級、3級、4級の3レベルで構成されています。2級では専門家として指導的立場に立ち、実践的に活躍できるレベルが必要です。3級、4級では渉外や窓口の担当者を対象に設定されており、顧客の年金相談に応じるための基礎的な知識や実践的能力の習得程度を判断する基準となっています。高齢化社会となっている現在、年金に対する人々の不安や、社会的問題が増大することは必須であり、今後ますます年金アドバイザーの需要が高まることは間違いないでしょう。分かりにくい年金の仕組みを、分かりやすくアドバイス、指導する責任は重大です。専門知識を有するだけでなく、丁寧にアドバイスできるコミュニケーション能力を有しているかどうかも、年金アドバイザーとして活躍する上での大切なポイントと言えるでしょう。
年金アドバイザーの受験資格
制限は特になし
年金アドバイザーの試験内容 試験科目
■2級
社会保険制度の概要・沿革/公的年金制度の仕組み/年金給付と支給要件・年金額計算/企業年金・個人年金の仕組み/雇用・医療・介護保険制度/年金・退職一時金の税金/年金相談とその対応の仕方 他
■3級
公的年金の仕組み/年金給付の種類と支給要件等/年金受給・諸届出書作成上のアドバイス/口座振込の獲得とメイン化セールス 他
■4級
年金の基礎/老齢給付/障害・遺族給付、セールス 他
申込み期間
1月上旬~1月下旬
試験日
3月
受験地
詳細は実施団体に問い合わせのこと
受験料
■1級:5,250円
■2級:3,150円
■3級:2,625円
合格発表日
試験日より数ヵ月後に発表。詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
■2級:25%前後
■3級:30%前後
■4級:50%前後
問い合わせ先
銀行業務検定協会
TEL:03-3267-4821
HP:http://www.kenteishiken.gr.jp/