ELF/DALFとは、フランス文部省認定フランス語資格試験のことを言います。このDELF/DALF歯1985年より行われており、現在世界150ヶ国で実施されています。試験結果に応じてDELF(A1、A2、B1、B2)、DALF(C1、C2)という6つのディプロムが証書が発行されます。各ディプロムは聞き取り、読解、文書作成、口頭表現という4つの能力の総合的な評価となっています。DALFC1を取得すると、フランスの大学の学部に入学する際に義務付けられているフランス語能力評価試験が免除されます。フランスやフランス語圏において、このDELF/DALFの高レベル取得者の評価は高いようです。
DELF/DALFの受験資格
制限は特になし
DELF/DALFの試験内容 試験科目
■DELF A1
聞き取り、読解、文書作成(カードや申請書に記入、日常的な事柄に関して簡単な文章作成)、口頭表現(試験官の質問に答える、情報交換、架空のシチュエーションを設定して会話を展開させる )
■DELF A2
聞き取り、読解、文書作成(個人的な出来事や体験を記述、招待状、お礼状、お詫びや依頼、案内やお祝いの手紙などの作成)、口頭表現(試験官の質問に答える、試験官の前で語る、試験官との対話)
■DELF B1
聞き取り、読解(与えられた課題に対してテキストの中から必要な情報を取り出す、一般的なテーマに関するテキストの内容を分析する)、文書作成(一般的なテーマ(エッセイ・手紙・新聞記事等)に関して個人的見解を表現)、口頭表現(試験官の質問に答える、試験官との対話、与えられたテキストについての見解)
■DELF B2
聞き取り(インタビュー、ニュース番組等、解説、講演、スピーチ、ドキュメンタリー番組、ラジオ・テレビ放送)、読解(フランスもしくはフランス語圏に関する情報提供を目的とするテキスト、texte argumentatif)、文書作成(自分の見解の論証)、口頭表現(与えられたテキストに関する見解の論証)
■DALF C1
聞き取り(インタビュー、講義、講演といった8分程度のテキスト、ニュースダイジェスト、世論調査、コマーシャルといった、ラジオ放送された複数の短いテキスト)、読解(文芸批評、社説といった1500~2000語の文章)、文書作成(合計1000語程度の複数のテキストについての総論の作成、テキストの内容について論説)、口頭表現(複数のテキストについてのエクスポゼと試験官との討論)※文書&口頭はあらかじめテーマの中から1つを選択
■DAFL C2
聞き取り・口頭表現(録音されたテキストを2回聴き、その内容を要約する、テキストが取り上げている問題点について、自分の見解をまとめる、試験官との討論)※受験者はあらかじめ二つのテーマ(文芸・人文科学、あるいは科学のうちから1つを選択)
読解・文書作成(2000語程度のテキストから、論文、社説、報告書、あるいは演説など、構成の整った文書を作成)※受験者はあらかじめ二つのテーマ(文芸・人文科学、あるいは科学のうちから1つを選択)
申込み期間
3月上旬~4月中旬
試験日
■DELFA1、A2:5月
■DELFB1、B2:6月
■DALFC1、C2:5月
※試験日は会場によって異なるため、詳細は実施団体に問い合わせのこと
受験地
札幌、仙台、東京、神奈川、愛知、京都、大坂、福岡
受験料
■DELF A1, A2 10,000円
■DELF B1, B2 12,000円
■DALF C1, C2 14,000円
合格発表日
結果は試験修了の約2ヵ月後に通知
合格率
詳細は実施団体に問い合わせのこと
問い合わせ先
DELF・DALF試験管理センター
大坂日仏センター=アリアンス・フランセーズ
〒530-0041
大阪市北区天神橋2-2-11 今村ビル9階
HP:http://www.calosa.com/centrealliance/delfdalfjp/index.html