外務省専門職員とは、特定の国や地域の言語や文化に関する専門的な知識を持つ、外交官をささえる外務省の中堅的な職員のことを言います。いわゆるキャリア組である外交官を、様々な面から補佐して行く専門職の人のことです。外務省専門職員になるためには、外務省専門職員試験を受験して、合格することが必要です。合格率は10%前後と低く、難易度は高いと言えるでしょう。試験に合格をして、外務省に採用された後は、入省後約1ヶ月は国内研修を受講することになります。原則としては研修語を履修するのに適した外国の在外公館に外交官補として配属をされるのが一般的dす。専門とする語学だけでなく、それぞれの国や地域の社会、文化、歴史、経済、経済協力、条約などさまざまな分野に関する高い知識が求められます。
外務省専門職員の受験資格
・受験をする年の4月1日の時点で年齢20歳以上29歳未満の者
・受験をする年の4月1日における年齢が20歳未満の者で、下記に掲げる者
①受験をする翌年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者
②人事院が1に掲げる者と同等の資格があると認める者
外務省専門職員の試験内容 試験科目
■一次試験
◇一日目◇
憲法、経済学、国際学
◇二日目◇
一般教養、時事論文、外国語和訳、和文外国語訳
※外国語…英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・オランダ語・アラビア語・ペルシャ語・ウルドウ語・ヒンディー語・ミャンマー語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・ハングル語
■二次試験
・口述試験(外国語)
・個別、集団面接
・身体検査
申込み期間
4月上旬~下旬
試験日
■一次試験:6月中旬の2日間
■二次試験:8月上旬
受験地
■一次試験:東京、京都
■二次試験:東京
受験料
無料
合格発表日
8月末
合格率
■10%前後
問い合わせ先
外務省
〒100-8919
東京都千代田区霞が関2-2-1
TEL:(代表)03-3580-3311
HP:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html