工業英語能力検定とは、文部科学省後援の工業英語の実力を客観的に評価するための検定試験のことです。工業英検として知名度が高いでしょう。工業英語能力検定は上位級から1級、2級、3級、4級の4レベルで構成されています。1級のみ年1度の実施となりますが、2級~4級を含めて年5回全国で実施されています。受験資格は制限は設けられていませんが、エンジニア関係者であれば2級以上の取得を目指すのが良いようです。工業英検合格者に単位を認定する学校があるほど日本においては認知度が高いため、3級以上の取得があると就職や転職にも有利なようです。
工業英語能力検定の受験資格
■1級: 工業英語の専門家としての実務能力を有する者
■2級:実務経験者を標準とし、工業英語全般の知識を有する者
■3級:大学専門課程、工業高等専門学校上級学年、専修・専門・各種学校在学程度の工業英語の応用知識を有する者
■4級:工業高校、工業高等専門学校程度の工業英語の基礎知識を有する者
※上記の受験資格はあくまでも目安であり、厳密なものではない
工業英語能力検定の試験内容 試験科目
※各級共通で、機械、電気、電子、通信、化学、建築、土木、情報処理などを出題範囲とする※
■1級一次試験(筆記)
英文和訳、和文英訳、修辞
■1級二次試験(面接)
筆記試験合格者のみにリスニングテストあり。
■2級
英文和訳、和文英訳、修辞(筆記試験のみ。全問記述式)
■3級
英文和訳、和文英訳(短文)、適語補充、単語(筆記試験のみ。全問マークシート)
■4級
英文和訳(短文)、適語補充、単語(筆記試験のみ。全問マークシート)
申込み期間
※団体受験申込締切日※
5月中旬、6月中旬、7月中旬、10月下旬、1月下旬
※一般申込締切日※
4月下旬、他詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
5月下旬(2級、3級、4級)、6月下旬(4級:団体のみ)、7月下旬(3級、4級:団体のみ)、11月中旬(1級、2級、3級、4級)、1月下旬(3級、4級:団体のみ) ※年5回
受験地
■1級一次:東京、大阪、名古屋、福岡
■1級二次:東京、大阪
■2級~4級:全国の約60の試験会場
受験料
■1級:15,000円
■2級:6,400円
■3級:4,600円
■4級:2,000円
合格発表日
6月下旬、7月上旬、8月上旬、12月中旬、2月中旬
合格率
■1級:6%前後
■2級:40%前後
■3級:50%前後
■4級:60%前後
問い合わせ先
社団法人日本工業英語協会
http://www.jstc.jp/