実用フランス語技能検定とは、文部科学省および在日フランス大使館文化部の後援により実施される日本で唯一のフランス語の技能検定試験のことです。「仏検」として知られる20年をこえる伝統と実績を誇る資格試験として有名です。実用フランス語技能検定は上位級より1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7レベルで構成されています。「読む」「聞く」「書く」「話す」「文法」などのフランス語の能力が問われます。
実用フランス語技能検定の受験資格
制限は特になし
実用フランス語技能検定の試験内容 試験科目
■1級…「読む」「書く」「話す」という能力を高度にバランスよく身につけ、フランス語を実地に役立てる職業で即戦力となる能力が問われる。
◇一次試験◇
筆記(記述式、一部選択)、聞き取り、書き取り
◇二次試験◇
個人面接(与えられたテーマから受験者が選択したものについての発表と討論)
■準1級…日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な内容はもとより、多様な分野についてのフランス語を読み、書き、聞き、話すことができる能力が問われる。
◇一次試験◇
筆記(記述式、一部選択)、聞き取り、書き取り
◇二次試験◇
個人面接(与えられたテーマのなかから受験者が選んだものについての発表と討論)
■2級…日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を読み、書き、聞き、話すことができる能力が問われる。
◇一次試験◇
筆記(マークシート方式、一部記述式)、聞き取り、書き取り
◇二次試験◇
個人面接(日常生活に関する質問に対して、自分の伝えたいことを述べ、相手と対話をする)
■準2級…日常生活における平易なフランス語を読み、書き、話すことができる能力が問われる。
◇一次試験◇
筆記(マークシート方式、一部記述式)、聞き取り、書き取り
◇二次試験◇
個人面接(掲示された文章を音読し、その文章とイラストについての簡単なフランス語の質問にフランス語で答える)
■3級…フランス語の文構成についての基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、読み、聞き、話し、書くことができる能力が問われる。
◇一次試験のみ◇
筆記(マークシート方式、一部語記入)、聞き取り
■4級…基礎的な日常フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる能力が問われる。
◇一次試験のみ◇
筆記(マークシート方式)、聞き取り
■5級…初歩的な日常フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる能力が問われる。
◇一次試験のみ◇
筆記(マークシート方式)、聞き取り
申込み期間
4月初旬~5月下旬、9月初旬~10月中旬
試験日
■一次試験(1級、2級、準2級、3級、4級、5級):6月、(準1級、2級、準2級、3級、4級、5級):11月
■二次試験(1級、2級、準2級):7月、(準1級、2級、準2級):翌年1月
受験地
全国主要都市約40ヵ所
受験料
■1級:10,000円
■準1級:8,000円
■2級:6,000円
■準2級:5,000円
■3級:4,000円
■4級:3,000円
■5級:2,000円
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
■1級:10%前後
■準1級:21%前後
■2級:30%前後
他詳細は実施団体に問い合わせのこと
問い合わせ先
仏検事務局
〒120-0073
東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル
TEL 03-3230-1603 FAX 03-3239-3157
E-mail:dapf@apefdapf.org
HP:http://apefdapf.org/index.html