日本語教師とは、外国人に日本語を教える専門家のことです。日本語教師になるためには、必須の国家資格などは定められていませんが、諸外国の日本語学校で募集している多くは有資格者を条件としているところが多いようです。日本語教師として求められる最低限の資格とは、大学で日本語教育に関しての教育を受けた人、または財団法人日本国際教育支援協会実施の日本語教育能力検定試験の合格者、または日本語教師養成講座420時間の修了者というのが一般的です。このうちの一つでも満たしていれば、日本語教師としてみなされます。
日本語教師の受験資格
①大学(短期大学を除く)において日本語教育に関する主専攻(日本語教育科目45単位以上)を修了し、卒業した者
②大学(短期大学を除く)において日本語教育に関する科目を26単位以上修得し、卒業した者
③日本語教育能力検定試験に合格した者
④下記のいずれかに該当する者で日本語教育に関し、専門的な知識、能力などを有する者
ア)学士の称号を有する者
イ)短期大学または高等専門学校を卒業した後、2年以上、学校、専修学校、各種学校など(以下学校などという)において日本語に関する教育または研究に関する業務に従事した者
ウ)専修学校の専門課程を修了した後、学校において日本語に関する教育または研究に関する業務に従事した者であって、当該専門課程の修業年限と当該教育に従事した期間を通算して4年以上となる者
エ)高等学校において教諭の経験のある者
オ)その他これらの者と同等以上の能力があると認められる者
日本語教師の試験内容 試験科目
■日本語教師養成講座(420時間)受講内容
「理論科目」
◇日本語の文法
◇日本語の語彙・意味
◇日本語の音声
◇日本語の文字・表記
◇日本語史
◇世界の言語
◇言語学概論
「「ことばと人間」
◇社会言語学
◇言語理解と記憶
◇異文化コミュニケーションと社会
◇言語習得論
◇日本の社会と文化
◇日本語教育事情
「教えること」
◇教授法
◇教材教具論
◇評価論
◇コースデザイン
「実践的科目」
◇教室活動トレーニング
◇教育実習
申込み期間
随時 ※詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
随時 ※詳細は実施団体に問い合わせのこと
受験地
全国各地のスクールにて。通信講座もある。
受験料
■受講料:525,000円
※実施団体によって異なる。詳細は問い合わせのこと。
合格発表日
合否判定はなし
合格率
合否判定はなし
問い合わせ先
・アークアカデミー日本語教師養成講座
フリーダイヤル:0120-555-520
・JEGS International
HP:http://www.jegsi.com/archives/50948743.html
・アカデミーオブランゲージアーツ
http://www.amica.ac.jp/