法務教官とは、少年院や少年鑑別所にて、非行少年、少女に対して面接、助言、指導などを行う国家公務員のことを言います。区分としては教官Aと教官Bの2区分に分かれており、教官Aについては男子に、教官Bについては女子に限られています。法務教官になるためには、法務教官採用試験を受験して合格することが必須となります。
法務教官の受験資格
※下記は平成21年度法務教官採用試験の受験資格
①昭和55年4月2日~昭和63年4月1日生まれの者
②昭和63年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
ア)大学を卒業した者及び平成22年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
イ)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び平成22年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
法務教官の試験内容 試験科目
■一次試験
◇教養試験(多肢選択式)…時事、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈、自然、人文、社会 他
◇専門試験(多肢選択式)…教育学、心理学、社会学に関する基礎的知識及び青少年問題(青少年の健康と安全、非行等の現状及び青少年に関する諸施策など)について
◇専門試験(記述式)…青少年の教育に関連する具体的な課題について
■二次試験
■二次試験
◇人物試験…人柄・対人的能力などについての個別面接
◇身体検査…主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、尿、その他一般内科系検査
◇身体測定…視力
申込み期間
4月初~中旬
試験日
■一次試験:6月
■二次試験:7月
受験地
■一次試験:札幌市 仙台市 秋田市 東京都 名古屋市 金沢市 堺市 広島市 高松市 福岡市 鹿児島市 那覇市
■二次試験:札幌市 仙台市 さいたま市 名古屋市 堺市 広島市 高松市 福岡市 那覇市
受験料
無料
合格発表日
■一次試験:7月上旬
■最終合格発表:8月下旬
合格率
■教官A:9%前後
■教官B:3%前後
問い合わせ先
法務省ホームページ
http://www.moj.go.jp/
人事院
http://www.jinji.go.jp/