消防官になるためには、消防官採用試験を受験して合格することが必要です。消防官採用試験は、各市町村、または広域消防組合、広域事務組合ごとに実施されます。そのため、各自治体によって提示する受験資格や試験内容が異なります。この消防官採用試験に合格した後は、消防学校に入校して数ヶ月から約1年間の消防士として必要な教育や訓練を徹底的に学ぶことになります。火災、災害時に消火活動を行ったり、人命救助をする消防官の責任は重大です。24時間体制の激務にも耐えられる強靭な体力も必要でしょう。消防学校で学んだ後は、各消防署に配属され、消防官として活躍することができるのです。
消防官の受験資格
※各自治体によって受験資格は異なります。多くの自治体では、受験年の4月1日現在で、21歳以上29歳未満の者という制限を設けていますが、詳細は受験する自治体に問い合わせて下さい。
■男性の場合
身長:160cm以上
体重:50kg以上
胸囲:身長の1/2
視力:両目で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上(矯正視力含む)
色覚:正常
聴力:正常
肺活量:おおむね3,000cc以上
■女性の場合
身長:155cm以上
体重:45kg以上
胸囲:身長の1/2
視力:両目で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上(矯正視力含む)
色覚:正常
聴力:正常
肺活量:おおむね2,500cc以上
消防官の試験内容 試験科目
※各自治体によって試験内容は異なります。下記はおおよその内容です。詳細は受験希望地の実施団体に問い合わせのこと。
■一次試験
◇教養問題(択一式)
◇作文試験…消防官の職務、社会・時事問題、志望動機などをテーマにした作文。
◇適正検査
■二次試験
◇面接試験…個別面接
◇身体検査…一般内科系の身体検査、四肢関節検査、精密検査 他
◇体力検査…上体起こし、懸垂、垂直跳び 他
申込み期間
各自治体によって異なる。詳細は受験希望の実施団体に問い合わせのこと。
試験日
各自治体によって異なる。詳細は受験希望の実施団体に問い合わせのこと。
受験地
各自治体によって異なる。詳細は受験希望の実施団体に問い合わせのこと。
受験料
無料
合格発表日
各自治体によって異なる。詳細は受験希望の実施団体に問い合わせのこと。
合格率
各自治体によって異なる。詳細は受験希望の実施団体に問い合わせのこと。
問い合わせ先
東京消防庁
HP:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/bsy/index.html