一般計量士とは、音圧レベルや濃度、神童加速度レベル以外の物象の状態の量に係わる計量及び計量管理を職務とする国家資格取得者のことです。計量士国家試験は、一般計量士、環境計量士(騒音・振動)、環境計量士(濃度)という区分に分かれています。この中の一般計量士を名乗るためには、計量士国家試験を受験して合格することが必要です。一般計量士は、企業や官公庁などで使用する計量機器の検査などを行う他、食料品製造業、電気製品製造業、流通業、医薬品製造業、デパート、スーパーマーケットなどで利用される長さや計、重量計、体積計、温度計などさまざまな計量器の精度管理や計量管理などを行います。一般計量士の国家試験に合格したあと、実際に計量に係わる実務経験を1年以上経験した後に、計量士として登録することができます。
一般計量士の受験資格
制限は特になし
一般計量士の試験内容 試験科目
■筆記試験…五肢択一式
①計量に関する基礎知識
a.物理
b.数学
②計量器概論および質量の計量
a.計量一般に関する知識
b.計量器に係る基礎原理、取扱い、保守管理、その他計量一般に関する知識
③計量関係法規
a.計量法の体系全般にわたる知識
④計量管理概論
a.計量管理および計量器の管理に関する基礎知識
b.計量管理の計画・実施に関する知識
c.計量管理にかかわる各種手法に関する知識
※計量士として計量法状の計量管理の職務を行うには、経済産業大臣の登録を受けることが必須。この登録を受けるためには、計量に関する業務に1年以上従事していなければならない。
申込み期間
詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
3月
受験地
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府、広島市、高松市、福岡市、那覇
受験料
■8,500円
合格発表日
5月末頃
合格率
■22%前後
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局軽量行政室
TEL:03-3501-1688
HP:http://www.meti.go.jp/information/license/index.html