環境計量士(濃度関係/騒音・振動関係)とは、経済産業大臣によって登録された、計量器の検査や管理を行う国家資格取得者のことです。計量士は一般計量士と環境計量士に区分されており、環境計量士は(濃度)、(騒音・振動)の二つの区分にされに分かれます。(濃度)は、工場排水や大気中の有害物質や悪臭部資質の測定を行ったり、工場、生活排水、河川、海域などの有害物質の測定を行います。(騒音・振動)は、工事現場や道路、航空機や鉄道をはじめとした一般環境で生じる騒音を測定します。環境計量士になるためには、計量士の国家試験を受験して合格することが必須です。
環境計量士(濃度関係/騒音・振動関係)の受験資格
制限は特になし
環境計量士(濃度関係/騒音・振動関係)の試験内容 試験科目
■環境計量士(濃度)
◇筆記試験…五肢択一式
①環境計量に関する基礎知識(環境関係法規および化学に関する基礎知識)
a.環境関係法規(環境基本法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法等)
b.化学
②化学分析概論および濃度の計量
a.化学分析の応用一般
b.濃度の計量単位
c.濃度計に係る基礎原理、取扱い、保守管理、その他濃度の計量一般に関する知識
③計量関係法規
a.計量法の体系全般にわたる知識
④計量管理概論
a.計量管理および計量器の管理に関する基礎知識
b.計量管理の計画・実施に関する知識
c.計量管理にかかわる各種手法に関する知識
■環境計量士(騒音・振動)
◇筆記試験…五肢択一式
①環境計量に関する基礎知識(環境関係法規および物理に関する基礎知識)
a.環境関係法規(環境基本法、騒音規制法、振動規制法等)
b.物理
②音響・振動概論ならびに音圧レベルおよび振動加速度レベルの計量
a.音響・振動の性質等に関する知識
b.音圧レベルおよび振動加速度レベルの計量一般に関する知識
③計量関係法規
a.計量法の体系全般にわたる知識
④計量管理概論
a.計量管理および計量器の管理に関する基礎知識
b.計量管理の計画・実施に関する知識
c.計量管理にかかわる各種手法に関する知識
申込み期間
10月中旬~下旬
試験日
3月
受験地
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
受験料
■8,500円
合格発表日
5月末
合格率
■(濃度):10~15%
■(騒音・振動):15~20%
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局軽量行政室
TEL:03-3501-1688
HP:http://www.meti.go.jp/information/license/index.html