浄化槽設備士とは?


挨拶する設備士
浄化槽設備士とは、浄化槽の設置工事を行う専門家のことです。浄化槽事業者は営業所ごとに浄化槽設備士を置かなければならないことが、義務付けられています。浄化槽設備士になるためには、浄化槽設備士国家資格を取得する必要があります。この国家資格を取得するためには、年に一度開催される浄化槽設備士国家試験を受験して合格するか、浄化槽設備士講習を受講して、全過程を修了する2通りの方法があります。

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浄化槽設備士の受験資格

①学歴に応じた必要実務経験年数を満たしている者。
・大学、旧大学卒業後…指定学科:1年以上、指定学科以外:1年6ヶ月以上
・短大、高専、旧専門学校卒業後…指定学科:2年以上、指定学科以外:3年以上
・高校、旧中学卒業後…指定学科:3年以上、指定学科以外:4年6ヶ月以上
・上記以外…8年以上
②建設業法による1級又は2級管工事施工管理技術検定に合格した者
③職業能力開発促進法(旧職業訓練法)による技能検定のうち検定職種を1級又は2級配管(建築配管作業)とするものに合格した者(同法による給排水衛生設備配管又は配管工を含む。)ただし、16年度以降に2級配管(建築配管作業)に合格した者にあっては、同種目に関し4年以上の実務経験を有
する者

浄化槽設備士の試験内容 試験科目

■学科試験
◇機械工学・衛生工学…浄化槽工事を行うために必要な機械工学、衛生工学、電気工学、建築学、ほか設計図面の読み取り方など。
◇汚水処理法…汚水処理方法の知識、浄化槽の構造と機能 他
◇施工管理法…浄化槽工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工管理方法
◇法規…浄化槽工事を行うために必要な法令に関する知識

■実施試験
◇施工管理法…設計図書で要求される浄化槽の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、浄化槽の施工図を適正に作成する。及び必要な機材の選定、配置等を適切に行う応用能力が問われる。

申込み期間

4月初~中旬

試験日

6月

受験地

仙台市・東京都・名古屋市・大阪府(松原市)・福岡市

受験料

■23,600円

合格発表日

8月上旬

合格率

■30%前後

問い合わせ先

(財) 浄化槽設備士センター
〒101-0032
東京都千代田区岩本町2-1-3 和光ビル2階
TEL.03-5835-2241
HP: http://www.wwtee.or.jp

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