家畜人工授精師とは?


食肉
家畜人工授精師とは、家畜(牛、馬、豚、めん羊、山羊など)の人工授精や受精卵移植を行う専門家のことです。家畜人工授精師になるためには、家畜人工授精師講習会を受講し、カリキュラム修了後に行われる修業試験に合格して、家畜人工授精師国家資格を取得する必要があります。この家畜人工授精師講習は、各都道府県、また対象家畜の種類、人工授精方法によって、開催内容が異なります。講習は学科、と実習からなり、すべてのカリキュラムを修了した上で、所定の修業試験をクリアする必要があります。受講条件としては、家畜人工授精師資格取得後に、実際に家畜人工授精の現場で働く意志のある者としている都道府県がほとんどです。酪農業、養豚業を志す人にとっては、必須とも言える資格です。また、家畜人工授精師としての実務経験を重ねることで、後にフリーとなって活躍できる場合もあります。

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家畜人工授精師の受験資格

受講資格
◇資格取得後に家畜人工授精の業務に従事する見込みのある者
◇県内在住者

他、各都道府県によって受講資格は異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

家畜人工授精師の試験内容 試験科目

家畜人工授精師講習内容…下記は、対象家畜が「牛」の神奈川県で開催予定の講習内容。

■学科
一般科目
◇畜産概論
◇家畜の栄養
◇家畜の飼育管理
◇家畜の育種
◇関係法規

専門科目
◇生殖器解剖
◇繁殖生理
◇精子生理
◇種付けの理論
◇人工授精

■実習
◇家畜の飼育管理
◇家畜の審査
◇生殖器解剖
◇発情鑑定
◇精液精子検査法
◇人工授精

※家畜の種類によって開催される講習内容は異なる。
※家畜人工授精、および家畜体内受精卵移植に関する講習会、家畜体外受精卵移植に関する講習会など、人工授精方法によっても、講習会が開催される。

申込み期間

各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

試験日

各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

受験地

各都道府県畜産技術センター

受験料

■23,000円 ※各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

合格発表日

各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

合格率

各都道府県によって異なる。詳細は各都道府県畜産科、または家畜保険衛生所に問い合わせのこと

問い合わせ先

各都道府県畜産科、家畜保険衛生所

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