運行管理者とは、道路運送法や貨物自動車運送事業法に基づき、事業用自動車の運転者の休憩や睡眠施設の保守管理、常務割の作成、運転者の監督指導、運転者の健康状態の把握に基づく安全運行の指示などを行う専門家のことです。運行管理者として活躍するためには、財団法人運行管理者試験センターの実施する、運行管理者試験を受験して合格し、運送事業者からの選任を受けることが必要です。運行管理者は、一定数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上を配置することが義務付けられています。運行管理者試験は、「貨物」、「旅客」の二種類の試験で構成されています。合格者には運行管理者資格者証(一般乗合旅客、一般貸切旅客、一般乗用旅客、特定旅客、旅客、貨物)が交付されます。
運行管理者の受験資格
下記の①もしくは②の要件を満たしている者。
①試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行の管理に関し、1年以上の実務の経験を有する方
②独立行政法人自動車事故対策機構(旧自動車事故対策センターを含む)において、平成7年4月1日以降の「基礎講習」を修了された方
運行管理者の試験内容 試験科目
下記にあげる法令(法律に基づく命令等を含む)について筆記試験を実施。
①貨物自動車は貨物自動車運送事業法、旅客自動車は道路運送法
②道路運送車両法
③道路交通法
④労働基準法
⑤その他運航管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力
申込み期間
5月下旬~6月中旬(郵送)。※インターネット受付は6月上旬まで。
試験日
8月下旬
受験地
「貨物」、「旅客」の試験の種類によって受験地は異なる。それぞれ全国各地の指定会場にて受験。受験地は受験者が選択可能。
受験料
■受験手数料:6,000円
■受験申請書:1,000円
合格発表日
試験日より一ヶ月以内
合格率
■50%前後
問い合わせ先
(財)運行管理者試験センター試験事務センター
自動音声サービス:TEL03-3649-8661(平日9時~17時はオペレータ対応有)
FAX03-3649-8650
HP:http://www.unkan.or.jp/index.html