自転車安全整備士とは、自転車の点検整備と安全利用の指導を行える専門家のことです。自転車安全整備士になるためには、財団法人日本交通管理技術協会が実施している自転車安全整備技能検定を受験してこれに合格をすることが必要です。この自転車安全整備技能検定試験は、実際に自転車の分解と組立を行う実技試験、点検整備に関する知識が問われる学科試験、そして自転車安全利用に関する指導能力が問われる面接試験により構成されています。
自転車安全整備士の受験資格
※平成21年度実施の自転車安全整備技能検定実施要項
①18歳以上であること(平成3年8月26日以前に生まれた者)。
②自転車の安全利用に関する指導及び自転車の点検整備に関し2年以上の実務経験を有すること。
自転車安全整備士の試験内容 試験科目
■実技試験…受験者持参の受験用自転車(下記の仕様に適合する市販のスポーツ車(マウンテンバイク類形車を含む)及びマウンテンバイク(MTB)で新車を、7分組の状態から分解及び組立の実技を実施。
※仕様
a. 二輪で1人乗り。
b. 全長190cm 以下、全幅60cm 以下。
c. 車輪の径の呼び26以上。
d. フロントディレーラ(前部外装変速機)付きで大ギヤ2段以上。
e. リヤディレーラ(後部外装変速機)付きで小ギヤ6段以上。
f. 前車輪、後車輪ともに32本以上のスポーク組。
g. 前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ式ハブのもの。
h. 後車輪のハブは、丸穴式のみとする。
i. ブレーキは前・後ともキャリパーブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形、センタプル形、カンチレバーV形)とし、他のブレーキのものは認めない。
j. サスペンション付きでも良い。
k. 折りたたみ車でないこと。
l. 多段小ギヤ付きユニットハブ、多段フリーホイル用普通後ハブ又はフロントフリー式のもの。
m. リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。(リヤリフレクタの欠品は、減点とします。)
n. ベルを装備すること。(ベルの欠品は減点とします。)
o. スタンドは、一本スタンド又はセンタースタンドのもの。(スタンドの欠品は減点とします。)
■学科試験
◇自転車の構造および機能に関する知識
◇自転車の点検整備に関する知識
◇自転車の安全利用の指導に関する知識
■面接試験(5分程度)
・自転車の安全利用に関する正しい知識を要領よく表現することができるか
・自転車利用者に応じた的確な指導を行うことができるか」
申込み期間
6月初~中旬
試験日
8月
受験地
北海道、埼玉、広島、香川、宮城、愛知、滋賀、大阪、福岡、茨城、東京
受験料
■18,900円
合格発表日
10月に受験者全員に合否通知書を郵送
合格率
■69%前後
問い合わせ先
【連絡先】
(財)日本交通管理技術協会 業務部(技能検定・技術審査係)
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町2-6 エアマンズビル市ケ谷
電話:03-3260-3621 FAX:03-3260-3892
HP: http://www.tmt.or.jp/