テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)とは、繊維製品を企画、生産、販売する企業の各部門において、活躍することができるテキスタイル(繊維製品)に関する専門家のことです。テキスタイルアドバイザーは一般的にはTA(衣料管理士)として知られています。テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)の資格を取得するためには、経済産業省製造産業局繊維課所管、社団法人日本衣料管理協会が認定する4年制大学、および短期大学にて、テキスタイルアドバイザーとして必要な5つの専門分野を学び、定められた単位を履修することが必要です。テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)資格は1級、2級の二種類で構成されています。
テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)の受験資格
■1級
社団法人日本衣料管理協会が認定した4年制大学で定められた5つの専門分野について勉強し、43単位以上の科目を履修した者。
■2級
社団法人日本衣料管理教会が認定した短期大学で、定められた5つの専門分野について勉強し、28単位以上の科目を履修した者
※5つの専門分野に関しては、1級、2級ともに同範囲。
テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)の試験内容 試験科目
※テキスタイルアドバイザーになるために必要な5つの専門分野とおもな科目
Ⅰ:材料・品質の分野
◇被服繊維学、被服材料学、機能材料学、機器測定法、高分子化学、繊維製品試験法、繊維学実験、材料学実験、テキスタイル基礎科学、インテリア繊維製品、品質管理、統計学
Ⅱ:加工・整理の分野
◇被服整理学、被服整理学実験、染色加工学、染色加工学実験、繊維加工論、工芸染色実習
Ⅲ:企画・造形の分野
◇アパレル企画論(同演習)、アパレルデザイン論、アパレルデザイン表現演習、アパレル設計・生産論、アパレル生産実習、アパレルCAD演習、テキスタイルデザイン、ビジュアルデザイン、バ-チャル・ファッション・コ-ディネ-ト演習、被服造形料学、色彩学(同演習)
Ⅳ:流通・消費・消費者問題などの分野
◇生活行動論、消費科学、消費生活論、消費者経済学、インタ-ンシップ(1級は必修)、ファッションビジネス論、ファッション販売論、ファッションリテ-ル演習、ファッション商品論、マ-ケティング論、衣生活文化論、被服心理学、インテリアコ-ディネ-ト概論、インテリアコ-ディネ-ト実習、情報処理演習、ケ-ススタディ
Ⅴ:衣環境の分野
◇衣環境学、衣環境学実験、被服機構学、衣生活健康論
申込み期間
大学、短大によって期間は異なる。詳細は同協会または各大学に問い合わせのこと。
試験日
資格試験ではなく、学校で定められた科目を履修することによって資格取得できる。
受験地
同協会によって認定された大学、及び短期大学は全国各地にある。詳細は同協会に問い合わせのこと。
受験料
詳細は同協会に問い合わせのこと。
合格発表日
詳細は同協会に問い合わせのこと。
合格率
詳細は同協会に問い合わせのこと。
問い合わせ先
社団法人日本衣料管理協会
〒105-0011
東京都港区芝公園2-11-13-205
TEL:03-3437-6416
E-mai:ljasta@mtb.biglobe.ne.jp
衣料管理士HP:http://www.ta-shikaku.jp/index.html