気象予報士とは、気象庁から提供される数値予報結果や気象衛星、気象レーダー、アメダスなど様々な観測データを総合的に判断して、気象予報を行う専門家のことを言います。気象予報士になるためには、財団法人気象業務支援センター実施による、気象予報士試験を受験しこれに合格して、気象予報士の国家資格を取得することが必須です。合格者は気象庁長官による登録を行う必要があります。気象業務を行う事業所は、各事業所ごとに気象予報士をおかなければならない決まりがあります。気象予報士試験を受験するにあたっては、年齢や実務経験などの制限は特にありません。しかし、合格率は非常に低く、難易度の高い資格試験としても知られています。
気象予報士の受験資格
制限は特になし
気象予報士の試験内容 試験科目
◇学科試験
Ⅰ:予報業務に関する一般知識
・大気の構造
・大気の熱力学
・降水過程
・大気における放射
・大気の力学
・気象現象
・気候の変動
・気象業務法その他の気象業務に関する法規
Ⅱ:予報業務に関する専門知識
・観測の成果の利用
・数値予報
・短期予報・中期予報
・長期予報
・局地予報
・短時間予報
・気象災害
・予想の精度の評価
・気象の予想の応用
◇実技試験
①気象概況及びその変動の把握
②局地的な気象の予想
③台風等緊急時における対応
申込み期間
6月下旬~7月中旬、11月上旬~11月下旬
試験日
8月下旬、1月下旬
受験地
北海道・宮城県・東京都・大阪府・福岡県・沖縄県
受験料
■11,400円
合格発表日
10月上旬、3月上旬
合格率
■5%前後
問い合わせ先
財団法人気象業務支援センター
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-17 東ネンビル
気象予報士試験専門TEL:03-5281-3664 FAX:03-5281-0448 IP電話:050-5550-7647
センターHP:http://www.jmbsc.or.jp/index.html
気象庁ホームページ
http://www.jma.go.jp/jma/index.html