ボイラー溶接士(普通・特別)とは?


溶接士
ボイラー溶接士(普通・特別)とは、ボイラー溶接の専門家のことです。ボイラーや圧力容器の製造や改造、修理などを行います。ボイラー溶接士になるためにはボイラー溶接士免許試験を受験して、これに合格しボイラー溶接士免許を取得する必要があります。免許の種類は普通と特別の二種があり、特別ボイラー溶接士はすべてのボイラー溶接業務を行うことができます。

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ボイラー溶接士(普通・特別)の受験資格

■特別
普通ボイラー溶接士免許を受けた後、1年以上ボイラー又は第一種圧力容器の溶接作業の経験がある者(ガス溶接、自動溶接を除く。)

■普通
1年以上溶接作業の経験がある者(ガス溶接・自動溶接を除く。)

ボイラー溶接士(普通・特別)の試験内容 試験科目

■特別
「学科試験」
◇ボイラーの構造及びボイラー用材料に関する知識
◇ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識
◇溶接施行方法の概要に関する知識
◇溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識
◇溶接部の検査方法の概要に関する知識
◇溶接機器の取扱方法に関する知識
◇溶接作業の安全に関する知識
◇関係法令

「実技試験」
横向き突合わせ溶接

※「特別ボイラー溶接士免許試験の学科試験に合格したもので、その学科試験が行われた日から起算して1年以内の者」、または「特別ボイラー溶接士免許証の有効期限が満了した後2年を経過しない者」は、上記試験範囲のうちの学科試験すべての範囲が免除される。

■普通
「学科試験」
◇ボイラーの構造及びボイラー用材料に関する知識
◇ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識
◇溶接施行方法の概要に関する知識
◇溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識
◇溶接部の検査方法の概要に関する知識
◇溶接機器の取扱方法に関する知識
◇溶接作業の安全に関する知識
◇関係法令

「実技試験」
下向き突合せ溶接及び立向き突合せ溶接

※所持免許、資格によって試験科目が免除される場合がある。詳細は実施団体に問い合わせのこと。

申込み期間

詳細は実施団体に問い合わせのこと

試験日

2月、9月

受験地

北海道センター、東北センター、関東センター、中部センター、近畿センター、中国四国センター、九州センター

受験料

■特別:学科)8,300円、実技)21,800円
■普通:学科)8,300円、実技)18,900円

合格発表日

詳細は実施団体に問い合わせのこと

合格率

■56%前後

問い合わせ先

財団法人安全衛生技術試験協会 本部
〒101-0065
東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階
TEL:03-5275-1088
HP:http://www.exam.or.jp/index.htm

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