衛生工学衛生管理者とは、法定設置の基準に基づいて、有毒なガスや蒸気、粉塵などが発散する作業場の作業環境を評価し、作業法や施設の点検を行い、その職場環境の改善の提案や記録の整備などを行う専門家のことです。衛生工学衛生管理者になるためには、厚生労働大臣の定めた講習を受講し、カリキュラム修了後の修了試験に合格することが必要です。合格者は各都道府県労働局に申請し、衛生工学衛生管理者の免許を取得することができます(国家資格)。
衛生工学衛生管理者の受験資格
①大学又は高等専門学校において工学又は理学に関する課程を修めて卒業した者等(等は、職業能力開発促進法による職業能力開発大学校における長期課程の指導員訓練を修了した者を指します。)
②第一種衛生管理者免許試験に合格した者 ※保健婦(士)・薬剤師の資格による免許取得者は対象外
③大学において保健衛生に関する学科を専攻して卒業したものであって、労働衛生に関する科目を修めた者(指定大学のみ)
④労働衛生コンサルタント(保健衛生・労働衛生工学)試験に合格した者
⑤作業環境測定士となる資格を有する者
※「第一種衛生管理者」・「労働衛生コンサルタント」・「作業環境測定士」・「大学において保健衛生に関する学科を専攻して卒業したものであって、労働衛生に関する科目を修めた者」の場合は、受講科目の一部が免除される。
衛生工学衛生管理者の試験内容 試験科目
衛生工学衛生管理者免許講習内容
◇衛生工学
①労働基準法
②労働安全衛生法
③労働衛生工学に関する知識
④職業性疾病の管理に関する知識
⑤労働生理に関する知識
⑥修了試験
※講習修了後、修了試験の合格者は、居住地の都道府県労働局で衛生工学衛生管理者の免許を申請することになる。
申込み期間
詳細は実施団体に問い合わせのこと
試験日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
受験地
東京、大阪
受験料
■44,000~108,000円
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
■ほぼ100%
問い合わせ先
東京安全衛生教育センター
http://www.jisha.or.jp/index.html
大阪安全衛生教育センター
http://www.jisha.or.jp/facility/safety_education/osaka/top.html