海上無線通信士とは、船舶のための無線航行局の無線設備の操作を行い、航行の安全を図るために必要な能力を評価するための国家資格のことです。海上無線通信士資格は上位級より第一級、第二級、第三級、第四級の4レベルで構成されており、いずれのレベルも国際電気通信連合によって国際標準化された制度に準拠しています。試験は年に二回、財団法人日本無線協会によって実施されます。国家試験ではありますが、この海上無線通信士試験を受験するにあたっては学歴や実務経験などは問われず、誰でも受験することが可能です。(ただし免状は18歳以上でなければ交付されない。)
海上無線通信士の受験資格
制限は特になし
海上無線通信士の試験内容 試験科目
■第一級
「筆記試験」
◇無線工学の基礎
◇無線工学A
◇無線工学B
◇法規
◇英語
「実技試験」
◇電気通信術…直接印刷電信の送信および欧文電報形式暗語による電話の送受話
■第二級
「筆記試験」
◇無線工学の基礎
◇無線工学A
◇無線工学B
◇法規
◇英語
「実技試験」
◇電気通信術…直接印刷電信の送信および欧文電報形式暗語による電話の送受話
■第三級
「筆記試験」
◇英語
◇無線工学
◇法規
「実技試験」
◇電気通信術…直接印刷電信の送信および欧文電報形式暗語による電話の送受話
※第四級に関しては実施団体に問い合わせのこと
申込み期間
7月初~下旬まで、1月初~下旬まで
試験日
9月、3月
受験地
東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇
受験料
■第一級:15,450円
■第二級:13,650円
■第三級:8,850円
※第四級に関しては実施団体に問い合わせのこと
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
詳細は実施団体に問い合わせのこと
問い合わせ先
財団法人日本無線協会本部
〒104-0053
東京都中央区晴海3-3-3
TEL:03-3533-6022
HP:http://www.nichimu.or.jp