食品冷凍技士とは、低温加工技術や冷凍食品の処理、品質管理など幅広い冷凍に関する専門的な知識と技術を身に付けているかどうか評価するための資格です。食品冷凍技士は、日本冷凍空調協会によって実施される資格試験を直接受験するか、同協会によって開催される講習会を受講した上で、試験を受験する2通りの取得方法があります。学歴によって実務経験の有無は異なりますが、原則的に知識だけでなく、実際の実務経験をしっかりと身につけている人を対象とした資格です。食品冷凍法全般に通じていることはもちろん、その背景となる食品学、食品化学の知識を有しているかどうかが問われます。この食品冷凍技士資格は、発足が昭和41年という、歴史ある資格です。有資格者は、冷凍食品の処理加工に携わるだけでなく、技術開発をする研究者、普及指導をするエンジニア、流通、管理技術者、品質検査、処理条件の保持などに関する幅広い分野で活躍しています。
食品冷凍技士の受験資格
①低温に係わる食品の研究・開発・教育・加工・製造・保管・輸送流通の業務ならびにそれらの関連業務に従事し、通算3年以上の経験のある者
②学校教育法による大学(院),短期大学または高等専門学校において食品に関する課程を修めて卒業した者、又はこれと同等以上の学力を有する者で、実務経験が通算1年以上ある者
食品冷凍技士の試験内容 試験科目
「学識」
1.食品冷凍の総論と物理
2.食品冷凍の化学
3.食品冷凍の衛生学
4.冷凍設備と解凍設備
「技術」
1.畜産物の冷凍
2.水産物の冷凍
3.農産物の冷凍
4.冷凍食品の品質管理
申込み期間
2月中旬まで
試験日
試験:毎年2月末の日曜日
※講習会開催日程は下記
■東京、大阪:1月下旬の2日間
受験地
東京、大阪、名古屋、福岡
受験料
■10,000円 ※登録料7,000円が別途必要
合格発表日
詳細は実施団体に問い合わせのこと
合格率
詳細は実施団体に問い合わせのこと
問い合わせ先
社団法人日本冷凍空調学会
〒160-0008
東京都新宿区三栄町8番地三栄ビル
TEL 03(3359)5231
HP:http://www.jsrae.or.jp/