彫刻家とは、さまざまな素材を彫り、独自のオブジェを造り上げ、空間に配置をして、独特な世界観を作り上げる芸術家の事を言います。素材は木材、ブロンズ、石材など彫刻家の作る作品に応じて使い分けて行きます。もちろんブロンズを専門とした彫刻家や木材のみを掘る彫刻家など人によってさまざまです。最近では、空間造形作家や立体アーティストなどという呼び方もあります。彫刻作品は、オブジェとして博物館や美術館に設置されたり、駅前空間や公園などに配置されたりして、その空間を芸術的な空間美に演出します。彫刻家となるためには、美術学校などで、専門的に彫刻の知識や技能について学ぶ事が大切です。美大出身者でないアーティストも大勢いますが、そうなるためには卓越した美的センスや飛びぬけた感性などかなり秀でるものがなければ難しいでしょう。美術について深い造詣を持ちつつ、美術コンクールやグループ展に出品するなど、対外的に作品発表できる場所にはどんどんアピールして行くと良いでしょう。
彫刻家の年収、月収について
作品単価はその作家によっても異なるが数万~数千万と実に幅広い
彫刻家の仕事に就くには
作品を美術コンクールやグループ展などに積極的に出品して、入賞するなどして知名度を上げていくと良い。ギャラリーなどに売り込みに行く方法もある。
彫刻家の資格や知っておいた方が良い知識など
彫刻家として独自の作品を造り上げ、それを売って食べて行けるという人はほんとうに一握りの人に限られる。多くはダブルワークを持ちながら、自らの作品作りを続けているようだ。必ずしも美大や芸大出身である事は求められないが、独自の感性やセンスに秀でたものがあると良いだろう。