ADとはアシスタントディレクターの事を言います。テレビ、ラジオ番組制作において、監督となるディレクターの下でさまざまな実務を行う人の事を言います。たとえば、取材の交渉やキャスティングの手配、ロケ地における宿泊先の確保や交通機関の予約、機材やスタップの手配や撮影現場における進行の支持や雑用全般など、ADの業務は実に多彩な内容です。細やかな気配りと、その場の空気を読み取り、自らの最善の行動がとれる実行力、ディレクターの指示を的確に判断する能力などが求められますが、なんといってもADに必要なのは健康でタフな身体です。時間的に実に不安定で、徹夜が連日続くこともあり、とにかく元気でなければ仕事をこなる事は難しいでしょう。数年間ADとしてのキャリアを積み、有能なADとして認められれば、ディレクターに昇進出来ます。時に、ディレクターの指示がなくとも自分の判断でその場を仕切る事も求められます。番組制作のノウハウをしっかりと身につけると良いでしょう。
ADの年収、月収について
月収16万前後~
ADの仕事に就くには
大学や専門学校の映像科で学んだり、ディレクター養成スクールなどで番組制作の基礎知識を学んでおくと有利。テレビ局、ラジオ局、番組制作会社などに就職し、ADとしての実務経験を重ねていこう。
ADの資格や知っておいた方が良い知識など
キャスト、スタッフ、音響、美術、照明などあらゆる番組制作に関しての知識が必要。細かな手配や管理などの実務能力の高さも要求される。芸能・マスコミの世界に情熱を持っていて、タフな人材に適している。