スクリプターとは、映画撮影において、その撮影の詳細を記録し管理する人の事を言います。NG回数や状況、OKが出たときの詳細、小道具からキャストの立ち位置、天候、撮影時間、スタッフにいたるまで、すべてを細かく記録して、それを整理し管理して行きます。この膨大な記録を元に映画の編集作業を行い、次回作成時の貴重な参考記録となるものです。とても細かな注意力や常に客観的な視線で観察が出来る観察眼、データの管理などの高い事務的能力が必須です。放送や映像関係の専門スクールなどでスクリプトに関する基礎知識や映画制作全般の流れなどをしっかりと把握している事が大切です。コツコツと忍耐強く仕事が出来る持久力を持ち、仕事によってはかなり時間的にも不規則になるので精神的・肉体的にタフである人材に適正があります。最近はコンピュータの普及により、スクリプターの需要は減っているようです。映画作りに情熱を持ち続けることの出来る人が求められます。
スクリプターの年収、月収について
月収17万前後~
スクリプターの仕事に就くには
映画制作会社にスクリプター希望で就職すると良い。まずはアシスタントとしてプロのスクリプターの下で実務経験を重ね、実績をあげて行こう。
スクリプターの資格や知っておいた方が良い知識など
特に必要な資格というものはないが、放送・映画製作の専門スクールなどでスクリプターになるために必要なノウハウを学んでおくと有利。注意力の必要な地味な仕事ですが、映画製作をささえる裏方としての自覚と情熱を持っている事が大切。データ管理・整理などの細かな作業が苦にならない人に適正がある。事務処理能力も必要。